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J車 | K車 | L車 | |
登 場 時 | |||
集電装置変更後 | |||
2扉改造後 | |||
ワンマン改造後 | |||
「さよなら神戸市電」装飾車 | |||
神戸市電500形は大正6年に91号車〜100号車の改番で登場しました。 それから数回にわたり,改番,新製が行われました。 今回アップした車輌は大正13年に登場したJ車以降の車輌たちです。登場時期によって少しずつ形態が違っています。 戦争で多数の車両が被害を受け,戦後,車番整理が行われたり,一部の車両を除いて,2扉・ワンマンカー改造が行われたりしました。 神戸市電全廃直前に586号車に特別装飾を,584号車には廃止PRを側面に取り付けて最後まで残っていた路線で走りました。 神戸市電廃止後は広島電鉄へ行った車両もいますが,廃車となった車両も多く,現存する車両はわずか3両となっています。 |
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登 場 時 | ||||
集電装置変更後 | ||||
2扉改造車 | ||||
801号車 | ||||
802号車 | ||||
神戸市電800形は昭和12年に登場した大型3扉車です。 この車輌の特徴は車体中央に1200mmの4枚折戸があること。この車体は900形・1000形にも採用されました。 戦災で4両が被災,後に車体を新造して再登場しました。また,昭和22年には増備車が登場し,18両が揃いました。 その後,801号車,802号車の2両が前中扉車に改造,後にワンマン改造を受け,一部の車両は中扉を塞いで前後2扉化されました。 |
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登 場 時 | ||||
集電装置変更後 | ||||
2扉改造車 | ||||
神戸市電900形は昭和22年に登場した大型3扉車です。 車体は800形と同じものが採用されました。800形の続きで登場する予定でしたが,戦争で交通局の工場が被災,幾つかのメーカーに車輌を発注したそうです。46両という大所帯でしたが,市電が廃止になる少し前の昭和45年ごろには殆どが廃車になりました。 |
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登 場 時 | ||||
集電装置変更後 | ||||
2扉改造車 | ||||
2扉改造車 料金表示付き | ||||
「さよなら神戸市電」装飾車 | ||||
神戸市電1000形は昭和24年に登場した大型3扉車です。 車体は800形・900形と同じものが採用され,20両が登場しました。後に前後2扉車に改造され,一部の車輌が昭和44年〜45年にかけて廃車になったものの,大半の車輌が市電廃止まで走りました。 市電廃止直前に1015号車は500形586号車と同じ特別装飾を,1009号車は500形584号車と同じ側面に廃止PRを取り付けて残った路線を走りました。 |
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300形B車改 | 300形A車改 | 400形D車改 | 400形F車改 | 600形 | |
登 場 時 | |||||
集電装置変更後 | |||||
神戸市電300形は301号車〜330号車までは大正元年製の車輌(B車)を,331号車〜380号車は明治43年製の車輌(A車)を種車として,B車改造の車輌は昭和5年に,A車改造の車輌は昭和6年に製造された単車です。この車輌は神戸市電の前身,神戸電気鉄道時代の車輌で,301号車〜330号車は昭和39年,331号車〜380号車までは昭和44年まで活躍しました。 400形は401号車〜410号車までは大正9年製のD車,411号車〜458号車までは大正9年製のD車,大正11年製のF車,そして貨車を種車として前者10両は昭和6年,昭和7年に5両ずつ,後者48両は昭和8年に33両,昭和9年に12両,昭和10年に3両製造された単車です。300形よりも車体長が短く,窓が1つ少ないのが300形との相違点です。戦災で401号車〜410号車までの10両の内406号車を除く9両が戦災廃車となり,残った406号車は昭和39年まで働いたあとは貨車に改造されました。 600形は大正6年製のC車を種車として製造されたボギー車です。スタイルは300形と同じで,車体長が伸びた分,客室の窓の数が増えています。この600形は初めて自動扉を取り付けた形式でもあります。昭和44年まで活躍したあと,609号車が神戸市灘区の市立王子動物園に保存されていました。後に地下鉄名谷車輌基地に置かれましたが,平成11年に解体されました。 |