神戸市電
今は無き神戸市電の車輌たちをGIF画像で再現してみました。
今のところ,500形・800形・900形・1000形の4形式を公開しています。
他の形式も整備が済み次第,掲載していきますので,暫くお待ち下さい。

300形・400形・600形を追加しました。

神戸市電500形   神戸市電800形   神戸市電900形   神戸市電1000形
神戸市電300形・400形・600形
 
神戸市電500形
 
 J車K車L車
登 場 時500形J車 登場時500形K車 登場時500形L車 登場時
集電装置変更後500形J車 集電装置変更後500形K車 集電装置変更後500形L車 集電装置変更後
2扉改造後500形J車 2扉改造後500形K車 2扉改造後500形L車 2扉改造後
ワンマン改造後500形J車 ワンマン改造後500形K車 ワンマン改造後500形L車 ワンマン改造後
「さよなら神戸市電」装飾車500形584号車 側面廃止PR取りつけ車500形586号車 「さよなら神戸市電」装飾車 
 神戸市電500形は大正6年に91号車〜100号車の改番で登場しました。
それから数回にわたり,改番,新製が行われました。

 今回アップした車輌は大正13年に登場したJ車以降の車輌たちです。登場時期によって少しずつ形態が違っています。
戦争で多数の車両が被害を受け,戦後,車番整理が行われたり,一部の車両を除いて,2扉・ワンマンカー改造が行われたりしました。
神戸市電全廃直前に586号車に特別装飾を,584号車には廃止PRを側面に取り付けて最後まで残っていた路線で走りました。
神戸市電廃止後は広島電鉄へ行った車両もいますが,廃車となった車両も多く,現存する車両はわずか3両となっています。


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神戸市電800形
 
     
登 場 時800形 登場時 広告枠あり800形 登場時 広告枠なし  
集電装置変更後800形 集電装置変更後 広告枠あり800形 集電装置変更後 広告枠なし800形 集電装置変更後 広告枠あり800形 集電装置変更後 広告枠なし
2扉改造車800形 2扉改造車800形 2扉改造車 料金表示付き800形 2扉改造車 料金表示付き800形 2扉改造車 料金表示付き
801号車800形 801号車2扉改造後800形 801号車ワンマン改造後  
802号車800形 802号車2扉改造後800形 802号車ワンマン改造後  
 神戸市電800形は昭和12年に登場した大型3扉車です。
この車輌の特徴は車体中央に1200mmの4枚折戸があること。この車体は900形・1000形にも採用されました。
戦災で4両が被災,後に車体を新造して再登場しました。また,昭和22年には増備車が登場し,18両が揃いました。
その後,801号車,802号車の2両が前中扉車に改造,後にワンマン改造を受け,一部の車両は中扉を塞いで前後2扉化されました。


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神戸市電900形
 
     
登 場 時900形 登場時 広告枠あり900形 登場時 広告枠なし  
集電装置変更後900形 集電装置変更後 広告枠あり900形 集電装置変更後 広告枠なし900形 集電装置変更後 広告枠あり900形 集電装置変更後 広告枠なし
2扉改造車900形 2扉改造車   
 神戸市電900形は昭和22年に登場した大型3扉車です。
車体は800形と同じものが採用されました。800形の続きで登場する予定でしたが,戦争で交通局の工場が被災,幾つかのメーカーに車輌を発注したそうです。46両という大所帯でしたが,市電が廃止になる少し前の昭和45年ごろには殆どが廃車になりました。


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神戸市電1000形
 
     
登 場 時1000形 登場時 広告枠あり1000形 登場時 広告枠なし  
集電装置変更後1000形 集電装置変更後 広告枠あり1000形 集電装置変更後 広告枠なし1000形 集電装置変更後 広告枠あり1000形 集電装置変更後 広告枠なし
2扉改造車1000形 2扉改造車 広告枠あり1000形 2扉改造車 広告枠なし1000形 2扉改造車 広告枠あり1000形 2扉改造車 広告枠なし
2扉改造車
料金表示付き
1000形 2扉改造車 広告枠あり1000形 2扉改造車 広告枠なし1000形 2扉改造車 広告枠あり1000形 2扉改造車 広告枠なし
「さよなら神戸市電」装飾車1000形1009号車 側面廃止PR取りつけ車1000形1015号車 「さよなら神戸市電」装飾車  
 神戸市電1000形は昭和24年に登場した大型3扉車です。
車体は800形・900形と同じものが採用され,20両が登場しました。後に前後2扉車に改造され,一部の車輌が昭和44年〜45年にかけて廃車になったものの,大半の車輌が市電廃止まで走りました。
市電廃止直前に1015号車は500形586号車と同じ特別装飾を,1009号車は500形584号車と同じ側面に廃止PRを取り付けて残った路線を走りました。


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神戸市電300形・400形・600形
 
 300形B車改300形A車改400形D車改400形F車改600形
登 場 時300形B車改 登場時300形A車改 登場時400形D車改 登場時400形F車改 登場時600形 登場時
集電装置変更後300形B車改 集電装置変更後300形A車改 集電装置変更後400形D車改 集電装置変更後400形F車改 集電装置変更後600形 集電装置変更後
 神戸市電300形は301号車〜330号車までは大正元年製の車輌(B車)を,331号車〜380号車は明治43年製の車輌(A車)を種車として,B車改造の車輌は昭和5年に,A車改造の車輌は昭和6年に製造された単車です。この車輌は神戸市電の前身,神戸電気鉄道時代の車輌で,301号車〜330号車は昭和39年,331号車〜380号車までは昭和44年まで活躍しました。

 400形は401号車〜410号車までは大正9年製のD車,411号車〜458号車までは大正9年製のD車,大正11年製のF車,そして貨車を種車として前者10両は昭和6年,昭和7年に5両ずつ,後者48両は昭和8年に33両,昭和9年に12両,昭和10年に3両製造された単車です。300形よりも車体長が短く,窓が1つ少ないのが300形との相違点です。戦災で401号車〜410号車までの10両の内406号車を除く9両が戦災廃車となり,残った406号車は昭和39年まで働いたあとは貨車に改造されました。

 600形は大正6年製のC車を種車として製造されたボギー車です。スタイルは300形と同じで,車体長が伸びた分,客室の窓の数が増えています。この600形は初めて自動扉を取り付けた形式でもあります。昭和44年まで活躍したあと,609号車が神戸市灘区の市立王子動物園に保存されていました。後に地下鉄名谷車輌基地に置かれましたが,平成11年に解体されました。


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